ALSケアガイド
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ALSの症状と治療(1)新しいALS観
1.「新しい ALS 観」―多職種との連携 今まで ALS 患者は発症後 3 〜 4 年経つと呼吸運動系麻痺で多くが亡くなるため、そこまでの期間を視野におい…
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ALSの症状と治療(2-1)初期に必要な5つのポイント:体重を維持し栄養をしっかり摂る
(1)体重を維持するため、食事をしっかりとる ALS 病初期に、体重が急激に減る患者がいます。この原因として、筋肉の痩せも一部は関与しますが、それ以外に、嚥下咀…
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ALSの症状と治療(2-2)初期に必要な5つのポイント:薬物治療と治験
(2)薬物治療、治験について 1999年に最初のALS治療薬としてリルゾール(商品名:リルテック、現在後発品薬もあり)が本邦で保険診療上認可されましたが、その効…
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ALSの症状と治療(2-4)初期に必要な5つのポイント:地域ネットワークを作る
(4)早期から地域支援ネットワークを構築する ALSは、脳神経内科医がいる地域の専門病院、総合病院、難病の拠点病院や協力病院で診断を受けその後も治療を継続します…
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ALSの症状と治療(3-1)進行期の医療・介護・福祉:四肢(手足)、体幹(胴体)の運動系障害はどの程度であるのか
(1)四肢(手足)、体幹(胴体)の運動障害に対する医療介護ケア 今残っている運動機能の維持、使わないことによる筋萎縮や関節の拘縮を予防することを主目的にして、過…
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ALSの症状と治療(3-2)進行期の医療・介護・福祉:飲み込み障害はどの程度か
(2)嚥下障害に対する医療介護ケア(胃ろうは早めに造りましょう) 嚥下障害(飲み込みの障害)への対策は、言語療法士や栄養士のアドバイスを受けて行うことになります…
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ALSの症状と治療(3-3)進行期の医療・介護・福祉:呼吸運動系麻痺はどの程度か
(3) 呼吸運動系麻痺に対する医療介護ケア 呼吸運動系が麻痺すると、ハーハーといったいかにも息苦しそうな状態をイメージしがちですが、ALSはゆっくり進行しますの…
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ALSの症状と治療(3-4)進行期の医療・介護・福祉:言葉の障害はどの程度か・残された運動機能を使ってのトータルのコミュニケーション能力はどの程度か
(4)言葉の障害に対する医療介護ケア (5)残された運動機能を使ってのトータルのコミュニケーション能力について 患者は、どうしても口で言葉をしゃべるということに…
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ALSと診断されたら最初に読んでほしいこと
告知を受けて間もない頃は「なぜ自分が?」と患者本人はもちろん、家族もなかなか受け入れることはできません。辛いことでしょうができるだけ早くに病気を受容できることを…
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ALSはどんな病気か?
筋萎縮性側索硬化症(ALS:Amyotrophic Lateral Sclerosis)は、運動神経系が徐々に障害される進行性の神経疾患です。主に50歳から70…