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ALSの症状と治療(1)新しいALS観
1.「新しい ALS 観」―多職種との連携 今まで ALS 患者は発症後 3 〜 4 年経つと呼吸運動系麻痺で多くが亡くなるため、そこまでの期間を視野において、医療・介護を行うというのが「今までのALS 観」でした。しかし現在、人工呼吸器や経菅栄養管理の発達によって、呼吸運動系麻痺を越えて発症から 20 〜 30 年と長期に生活できるようになりました。その間も各種随意運動系の障害が進むので、コミュニケーション障害が生活の中で大きなウエートを占めるようになっています。このように見ると、呼吸運動系麻痺というのは、いわば ALS の終末像ではなく、経過中の