呼吸が困難になってきたら(1)ALS の呼吸障害とは

ALS では、発症早期から手足の筋力が低下します。それに比して呼吸障害は初期にはほとんど見られないことが多く、緩徐に進行していくこともあり呼吸苦や息切れなどの自覚症状に乏しく、知らない間に進んでしまうことも多いのです。頭痛、イライラ、生あくびは呼吸障害の重要なサインと考えてください。 ALS の呼吸障害は、胸郭を広げて肺を膨らませる肋間筋や横隔膜の働きの不調からきます。こうした肺の膨らみが制限される状態を「拘束性呼吸障害」といい、喫煙などによる肺気腫に見られる肺胞のガス交換障害(閉塞性呼吸障害)とは対応が異なります。

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