あの東日本大震災の時、私は訪問リハビリの時間でリクライニング式車椅子に乗っていました。
突然、車椅子が倒れるかと思うほどの大きな揺れにみまわれ、リハビリの先生が必死で私を抑えてくれました。本当に恐ろしく長い時間でした。
その後は停電したので、車からバッテリーを人工呼吸器につないでしのいだものの、翌日からはガソリンが手に入りにくくなりヒヤヒヤしたものです。幸い電気が震災2日目に復旧したので事なきを得ましたが。発電機も自宅には備えてありましたが、やはりガソリンを使うタイプの物だったので、その後落ち着いてからガスボンベを使うタイプの発電機を自費で購入しました。
震災から1週間後に、日本ALS協会県支部の役員の方が栄養剤などを届けてくれたので、本当に助かりました。人とのつながりのあたたかさに、心細い思いをしていた私や家族は涙したものです。保健師さんが自宅を訪問してくれたのは、震災から1ヵ月ほど経った頃でした。
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