口腔ケアで誤嚥性肺炎を防ごう 日本ALS協会理事 三保浩一郎

要約

  • ALS患者であり歯科医の三保氏による講演
    ALS歴13年、人工呼吸器装着8年の三保浩一郎氏が、自身の体験を元に口腔ケアの重要性を語ります。

  • 誤嚥性肺炎の発症体験
    口腔ケアを受けた翌日に発熱と呼吸困難に襲われ、誤嚥性肺炎と診断。唾液が原因である可能性が高いと考察されました。

  • 口腔ケアの姿勢と注意点
    患者がやや上を向くと唾液が誤って気管に入るリスクが高まると警鐘。口腔ケアを施す際の姿勢にも細心の注意が必要と述べています。

  • 歯磨きの目的の再考
    虫歯予防だけでなく、誤嚥性肺炎や中耳炎予防、口腔内衛生の維持が目的であると強調されています。

  • 実践的な口腔ケアの紹介
    スポンジブラシに水を含ませて、歯だけでなく口腔全体の細菌数を減らすイメージで15分以上かけて行う方法が紹介されました。

  • 訪問歯科の活用
    訪問歯科医の活用で専門的な指導や機材紹介を受けられる利点についても触れられました。

  • ALSでも可能性を見出す前向きな姿勢
    目しか動かせなくても外出や仕事を楽しみ、「できること」に目を向ける大切さを強調。「ALSなんてなんてことない」と前向きな姿勢を語ります。

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