食事や水分を摂る時に使用する椅子や車椅子は、飲みこみやすい安楽な姿勢がとれますか? 人によって食べやすい、飲み込みやすい姿勢は違います。それぞれにあった姿勢を探し、その姿勢を保持できるよう工夫しましょう。例えば、
・頭、顎の位置が保てるようにタオルやクッションなどを利用する
・首の力の低下がある人にはヘッドレストのあるものを選び、首、肩、上半身の緊張が取れリラックスして嚥下ができるようにする
各自に合った食事形態に変えてみましょう。噛みやすい、飲み込みやすい大きさにする、つぶす、柔らかくする、また、ペースト状、プリン状にするなど工夫してみます。とろろ芋や卵かけご飯のようなトロミ状態がよい人もいます。市販の嚥下食品やベビーフードなどを利用するのもよいでしょう。水分でむせこむ場合は、トロミを付け、少しずつ飲みましょう。トロミ付け製品は各種多数あり、調剤薬局やドラックストアで購入できます。これらの製品には、5 g個包装、量の多い缶や袋入りがあります。飲み込みやすいトロミ具合は各自で違いますから
いろいろ試してみてください。水分それぞれの味を生かせる、溶けやすい、時間が経ってもトロミ形状が変わりにくいなど特徴があります。看護師やST(言語聴覚士)に相談してください。
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