3.移行期(呼吸や栄養に対しての医療処置の選択、療養の場の選択)
この時期になると、専門医療機関受診や訪問診療(往診)・訪問看護を利用していると思います。病状に関する不安、療養の見通し、栄養や呼吸障害の問題に向きあう時期となるでしょう。患者本人の意思が最も尊重されるのが前提ですが、それには十分で公平な情報提供と、それを理解することが必要です。医療処置の選択の意思決定には、信頼のおける支援相談者や日本ALS 協会等、対等な立場で話ができる仲間を得ましょう。医療的ケアのできる介護事業所探しも必要になります。居住地域の介護状況についても支援者と相談する必要があります。
4.維持、安定期(症状コントロール、自己実現)
人工呼吸器(気管切開)導入を選択をする・しないにかかわらず、心身状態のコントロールをしながら患者自身が求めることを追及するべく、医療(医師、看護師、リハビリスタッフ)、介護者(ケアマネジャー、ヘルパー等)の支援者の構築をすることが最も重要でしょう。
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